The Value Proposition Canvas
バリュープロポジションとは?
日本語では価値提案と言い、製品やサービスそのものではなく価値そのものです。
例えば、スマートホンメーカーが、「バリュープロポジションは、スマートホンだ。」というのはどうでしょう?スマートホンは製品そのものです。
顧客価値を高めていく事は重要ですが、価値がスマートホンだとするとスマートホンを高めることになります。また、高めるが、製造量を増やすというだとしても、量産すればいいわけではありません。さらに、スマートホンの質だと考えても、高品質な部品を使って作りまくればいいわけでもありません。
なので、スマートホンの価値は、なぜ買われるのかが提供する価値ということになります。
顧客価値を明確化する
The Value Proposition Canvas(VPC) で顧客へのヒアリングを通して見えてくる、顧客イメージを明確します。
The Value Proposition Canvas(VPC)とは、Strategyzerが提供する顧客価値を明確化するためのフレームワークです。
Achieving Fit
このキャンバスは、価値提案( Value Proposition )と顧客ニーズが合致(Fit)したモデルの設計に役立ちます。これはスタートアップで製品市場適合性や問題解決のフィット感と呼びます。
Customer Profile – Customer Jobs
顧客のニーズ、顧客が解決しようとしている問題、実行するタスク等を記載する。
- 顧客が実行し、完了しようとしているタスクは何か
- 顧客が解決しようとしている問題は何か
- 顧客が満足する可能性は
Customer Profile – Customer Pains
共感できない感情や、望ましくないコスト、そして顧客の経験、リスクを列記する。
Customer Profile – Customer Gains
顧客が期待するメリットを列記する。
Customer Profile
Value Map – Products & Services
顧客プロファイルから価値提案(商品やサービス)を作る。
Value Map – Pain Relievers
商品やサービスが価値を創造する方法の概要を示す
商品やサービスが顧客の痛みを軽減する方法について説明する
顧客は、どのように痛みを解消するか?否定的な感情?コスト?
Value Map – Gain Creators
商品やサービスが顧客の利益となる方法について説明
顧客が期待するメリット、機能性、社会的な利益、共感、コスト
Value Map
Competing For Customers
提供する価値提案にフィットする顧客セグメントを選ぶ
or
価値提案を幾つか作成し、顧客セグメントにフィットする価値提案を選ぶ